利き手でないほうの中指を胸壁にしっかりと当て,DIPを真上から叩打する.利き手の中指の指尖で真上からしっかりと,同じ強さで4~5 cmの高さからまっすぐに叩く.胸水があれば濁音になる.打診音を聴くだけでなく,指腹でも感じるようにすれば濁音界の把握が簡単になる.手首よりも前腕全体の動きも使って,トントントンと,リズミカルに,同じ強さで叩くと良く響く音が出て,打診音も一定する.